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John Lennonの命日に [ROCK・ POPS]

1980年12月の朝日新聞より
《12月の詩》

ジョン・レノンの死に

鮎川 信夫

ジョン・レノンが射たれて死んだ、

ラジオ・ニュースが伝えられたとき

アナウンサーの声は平静で

何のコメントもなかったが

一瞬、あたりが真っ白になった


あまりにも多くの人に

慰めを与えた哲学風の音楽家の

とつぜんの死は

声にならない呻きとなって

世界中の人たちに嚥みこまれ

いたるところに沈黙の空白ができた


現代への幻滅も

一対の男女の世界では、甘美な

幻想と化すことを証した一人の男が

愛する者から引裂かれて。。。

空しく悲劇的な

それが、今日の真実だとすれば

最大のニュースにちがいない


どうせ、不均合で混乱した世界だから

何が起こっても不思議ではない、と

いずれ世間は納得する

だが、愛する時間を奪われた

その空白がどれだけの負擔になるかは

誰にもわからない

最も深く嘆いている者にとっても。

わたしが中学生のときにJohn Lennonは凶弾に倒れました。

日本時間では12月9日でした。

翌年予定していた、ワールド・ツアーどうしてくれるんだよ!!(怒)

彼がいなくなった後聞かされた、日本のファン向けの「Happy New Year」のメッセージもむなしく、彼がまだどこかに生きているような感覚は長い間消えませんでした。

ラジオからサザンの桑田佳佑の緊急特番が流れてきて、まず耳にしたのが「Love」という曲でした。

シンプルで、綺麗で、あまりに切なくて、今でもこの曲を聴くと切ない気持ちになります。

ジョンの魂(紙ジャケット仕様)

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  • アーティスト: ジョン・レノン
  • 出版社/メーカー: EMI MUSIC JAPAN(TO)(M)
  • 発売日: 2007/11/28
  • メディア: CD
「Love」が収められています。シンプルで心にせまる詩のかずかず。
ダブル・ファンタジー(紙ジャケット仕様)

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  • アーティスト: ジョン・レノン, YOKO ONO, ジョン・レノン&ヨーコ・オノ
  • 出版社/メーカー: EMI MUSIC JAPAN(TO)(M)
  • 発売日: 2007/12/05
  • メディア: CD
5年間の主夫業というブランクを経て、発表されたアルバム。希望を感じさせる素晴らしいでき。「Woman」という曲ではフェミニズムを語ります。「空の半分は女性のために」

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